2010年07月03日
バードック〔ごぼう〕の語源
◆学名
【Arctium】 〔アルクティム〕 属名
ギリシャ語のarktos〔熊〕に由来。頭花が熊の毛の様な
多数の針状の毛に覆われている事から。
【lappa】 〔ラッパ〕 種小名
ラテン語 でlappare〔つかむこと〕に由来。
動物や衣服に実が付くことから。
◆英名
【burdock】 〔バードッ ク〕
burが植物の〔イガ〕のことです。
dockは、タデ科ギシギシ属の事だが、
葉の形がゴボウとギシギシが似ていることからか。
◆和名
【牛蒡】 〔ごぼう〕
漢語の牛蒡の音読みが語源。蒡は、丸 い葉が両側に広がる菜の意味。
牛は草木の大きなものに冠される。
【岐多岐須】 〔きたきす〕
平安時代の本草和名 〔918年〕や倭名類聚抄927~930年〕に
岐多岐須と言う名前でゴボウが初登場します。
当時も主として薬用に使われていまし た
【宇末布々岐】 〔うまふぶき〕
馬蕗(ウマブキ)を意味します。
葉がフキに似ていて、馬が好んで食べた事に由来。
【悪実】 〔あくじつ〕
その実の形状が悪く、指頭ほどの刺鈎が多い事からか。
◆作用
根は、抗炎症、細菌感染予 防作用〔抗細菌作用、抗真菌作用〕、緩下、
利尿、発刊促進
種子は、抗菌作用、血糖降下作用、血管拡張作用、弱い利尿、
瀉下(しゃげ)作用
◆適応
根は、皮膚疾 患、慢性中毒による炎症性疾患(特に湿疹、乾癬、
リュウマチ、痛風、
腫物、ただれ)、にきび、白癬、真菌感染症、体内の毒素排 泄、
関節炎の痛み、消化力低下、
種子は上記以外に風邪、肺炎、咽頭炎
妊婦は流産を誘引する可能性があるので使用は避ける。
一 種草。爾雅˙釋草:「蒡,隱荵。」郭璞˙注:「似蘇有毛,今江東呼為隱荵,藏以為葅,亦可瀹食。」 | ||
見 「牛蒡」條。 |
2. 牛蒡 | ||||
注音一式 ㄋ|ㄡˊ ㄅ ㄤˋ | ||||
漢語拼音 ni b n | 注音二式 ni u b ng | |||
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