せんちゃ ₀ 【^▼煎茶】

(1)緑茶の一。茶の若葉を摘んで精製し、湯を注ぎ香りや味を煎じ出した飲み物。また、その葉茶。
(2)玉露・番茶に対して中級の茶。

【静岡】

2007年9月1日

　第６１回全国茶品評会（２８－３１日、滋賀県甲賀市）の審査概評がまとまった。

　県勢が２１点入賞した普通煎茶（せんちゃ）１０キロの部については、上位のものは丸くよれていて、光沢があり、味など内質も優れた優品がそろっていたと指摘された。

　また、中位のものも、外観、内質とも優れたものが多く、上位との差が小さく、全体的にレベルが高かったと評価した。

　県勢が上位を独占した“お家芸”の深蒸し煎茶の部については、上位のものは特有の黄緑色の色沢を呈し、形状は細くよれていて優品がそろっていた。

　注いだ湯の色（水色）は濃度感があり、ほかの茶種との違いがよく表れていた。総じて外観、内質ともに上下の格差は少なく、技術の改善が認められるとしている。　（松本利幸）

　袋井・森　指導機関は防除などの茶園管理を呼びかけている。

　掛川・小笠　茶商は秋需に期待を寄せている。

　島田・金谷　産地問屋は消費地からの注文に精力的に対応している。

　川根　産地問屋は消費地と情報交換を続けている。

　牧之原　産地問屋は補充注文をこなしながら販促に努めている。

　藤枝　茶生産者は秋冬番茶の生産準備をしている。

　鹿児島県茶市場（せん茶２万２０００キロ。キロ・円）

平均　　　　５３３

高値安値　　８８９　　　２９１